CONTENTS … もくじ
Introduction … はじめに
Assembling the KX1 … 製作記 (制御部 受信部 送信部 30m ATU パドル 80m/30m)
Trouble Shooting … 製作後のトラブルシューティング
Weight & Power … 重量及び出力実測結果
Block Diagram … 送信機系統図
Quick Reference … 操作方法
Operating with the KX1 … 運用記・使用感
Modifications … 改造
(SPOT)
Links & References … リンク集・参考文献
Created: August 2004
Last Update: June 2006
エレクラフトのウルトラポータブルトランシーバーKX1。どれくらいウルトラポータブルかというと、HP 200LX (Hewlett-Packard Palmtop PC)や研究社新リトル英和和英辞典なみ…といえば想像がつくでしょうか。
アメリカのElecraft (エレクラフト)からKX1が発表された際、その大きさ(小ささ)に感動し、発売されたらぜひとも購入したいと思った。しかしながら値段やバンド(18〜28MHzが好きなため)の問題から結局購入を断念した。
その後、メインマシンをFT-817からIC-703に変更し、持ち運ぶ荷物がさらに重くなり、なんとかしたいと思っていたところにKX1の実物を見る機会があった。その頃は10MHzの運用が多かったこともあり、KX1に惹かれる。なんとかKX1を入手できないかと金策に走った結果、開局時から長年愛用したFT-757一式、開局時に欲しかったが当時は購入できず後年入手したFT-690、VX-7などを売り払うことに。
知り合いを通してElecraftから購入することも考えたが、サポート面を重視してエレクトロデザイン(EDC)から購入することにした。通常は発注後2,3日で届くらしいがオプションが一部在庫切れのため結局2週間ほど待たされた。
| KX1 | Ultra-Portable CW Transceiver | Firmware 1.01 Manual Rev. B Manual Errata Rev. B-3 |
| KXAT1 | Automatic Antenna Tuner | Firmware 1.2 Manual Rev.A Manual Errata Rev. A-2 |
| KXB30 | 30-Meter Adapter | Manual Rev.A Manual Errata Rev. A-1 |
| KXPD1 | Plug-In Keyer Paddle | Manual Rev.A Manual Errata Rev. A-1 |
KXAT1とKXB30には日本語マニュアルも付属していたが基本的にはオリジナルのマニュアルで作業を進めた。
KX1の仕様 (Manual Rev.B & Errata Rev.B-3より)
共通 |
寸法 (高さ x 幅 x 奥行き) | 30 x 135 x 80mm (突起物除く)、 35 x 150 x 80mm (突起物含む) |
|
| 質量 | 250g (オプション除く) | ||
| 電圧 | 7-14V (8V以上推奨) | ||
| 消費電流 | 受信 | 通常35mA、最大40mA (LED表示タイムアウト設定・KXB30実装時) | |
| 送信 | 300-700mA (供給電圧及び送信出力設定により変動) | ||
| 周波数 | 受信 | 5.0-9.5MHz・8.0-12.5MHz(KXB30実装時)・12.0-16.5MHz | |
| 送信 | 6.997-7.304MHz・10.099-10.151MHz(KXB30実装時)・13.997-14.355MHz | ||
| 周波数変動 | 25℃において電源投入5分後以降1時間あたり50Hz | ||
| 表示 | 3桁LED(バーグラフ表示モード付き)(CWフィードバック音付き) | ||
送信部 |
出力 | 約1.5-2W (@ 9V)、約3-4W (@ 12V) | |
| スプリアス | -40dB @ 3-4W | ||
| サイドトーン | 500-700Hz (10Hzステップ) (推奨は550-600Hz) ※ファームウェアRev.1.01では700Hzを選択すると正常に機能しない。(Errataに記述あり) |
||
| キーヤー | 8-50WPM、アイアンビック(モードA・B)、メッセージ2チャンネル、オートリピート機能あり | ||
受信部 |
感度 | 約0.2μV / 10dB (S+N)/N | |
| 中間周波数 | 4.915MHz (シングルコンバージョン) | ||
| 選択度 | 3極可変フィルタ(約300-2000Hz) | ||
| オーディオ出力 | 最大0.1W (8〜32Ω) (ステレオプラグ) | ||
※マニュアルはElecraftのDocument Download Pageからダウンロードできます。
※CQ ham radio 2005年5月号には「20時間」と誤記してしまいました m(_ _)m
一番最初にすべきことは、KX1 MANUAL ERRATAをOWNER'S MANUALに書き込むこと。そしてパーツリストをチェックしながら部品の仕分け。部品表面に印刷されている文字が小さいため、虫眼鏡は必須。
部品は10Ωの抵抗が不足、コンデンサが一部よくわからず。コンデンサはマニュアルをよく読むと判明。仕分けだけで3時間程かかった。抵抗は送ってもらう時間が惜しいので買いに行くことにした(BNC-M変換コネクタも買わなくてはならないし)。
使用した工具類・測定器類は、15Wの半田ごて、精密極細用ハンダ(スズ含有率60%、ヤニ入り、線径0.8mm)、アナログテスター(デジタルマルチメーター推奨だが)、精密ドライバーセット、虫眼鏡、メジャー(定規の代わり)、パワー計(第一電波工業SX200)、ダミーロード、BNC-M変換ケーブル、等。
製作は大きく分けて、「Part I (制御部・表示部・オーディオ部)」「Part II (受信部)」「Part III (送信部・LPF部)」の3部構成となっている。各部は"Assembly" (組立)と"Alignment and Test"(調整とテスト)に分かれている。
まずはPart Iの"Assembly"、4時間ほどかけて半田付け。最初は抵抗が続くので気楽だが、滅多にしない半田付け、久しぶりなのでなかなか綺麗にできない。次第にカンが戻ってきてそれなりの出来映え(自画自賛)。ひとつ終わるたびにマニュアルのチェックボックス "□" にチェック "レ"を入れる。指示に従って進めていけば無事完成するはずと信じて黙々と作業。高さ制限があるため各部品を取り付けるたびにチェック(チェックすべきポイントではマニュアルに書いてあるが気になって全てチェックした)。
"Assembly"の最後のチェックで多少わからないことがあったが気にせず9Vの乾電池(006P)をつないでスイッチオン。LEDが点灯してBAT LOWと表示する(ローバッテリーの設定が10.5Vになっているため)。まだ先は長いためかLEDが点灯してもそれほどの感動はない。しかし"Alignment and Test"を始めて早々にとんでもない間違いをおかした。テスターを交流電圧レンジにすべきところを直流電流レンジで測定してしまい、それまで点灯していたLEDが点灯しなくなってしまった(ランプは点灯する)。ショートさせて部品を壊してしまったか…。ちゃんと動いていたのにここにきて失敗するとは。しばし茫然。
落ち着きを取り戻してからAssemblyの最後にあったチェック(抵抗値測定)を行なう。どこも問題はない。それでは…とCPU (PIC)を一旦取り外して挿し直してみる。と!LEDは再び輝きを取り戻した!Part I 最高の感動であった。ダイヤルを回して周波数(表示だけ)を動かしたり、メニューを出して遊ぶ、いや、テストする。Testに要した時間はトラブルを含めて約2時間。トラブルがなければ15分もあれば余裕で終わっていたであろう。
Part Iの作業時間は約6時間。テスト中の失敗を除けばこれといって問題はなかった。

Part Iではひたすら「低く」であったがPart IIでは足を1mm余しておく部分がある(後で横倒しにする)。また基板に部品番号が書いてないものもあり、これはリレーの足(の裏)やICの足(の裏)に直接つけることになる。半田付けをすること3時間半、ようやくコア巻きに到達。実はキット製作でも大物(?)に手を出さなかったのはコア巻きの経験がなかったため。初めてのコア巻き×2+αで約45分。コアは14回巻きと13回巻きがあるので要注意。基板への取り付けは少々曲がってしまったがまぁよしとしよう。
Alignment and Testではキーヤーの動作確認や感度の調整。14MHzのアンテナをつなぐと海外局が聞こえる。感度が最も高くなるように調整して次は7MHzへ。交信に聞き入っていたので時間がたってこれも約45分。Sメーターの調整は省略してデフォルトのまま。受信時(LED消灯時)の消費電流は35mA(実測値)。ボリュームは3時の方向ぐらいまで回さないと音が小さい(アンテナのせい?)が、そのあたりから急に音が大きくなるので使用時は要注意。
Part IIの作業時間は約5時間。特に問題なし。水晶のグラウンド、ATUナシの場合はジャンパーを忘れずに。

未実装の部品もあとわずか。いよいよ送信部の組立。が、どうも最初から半田付けが失敗。集中力を欠いてきたか?Part IIIは半田付けよりコアを巻いたり紙やすりでケースの塗装をはがす方が多かった。3時間半ほどかけて完成。
テストを始めるがスイッチONでイヤフォンからはブーとかプーとかいう音が聞こえる。受信部の再チェックはOKだが、送信テストではTUNEモードでも電波が出ない。パワー計はピクリとも動かないし、モニター(IC-703)からも何も聞こえない。最初の半田付けがうまくいっていないのか…。
目視チェックはOK。基板を取り付けていた上部ケースを外して基板だけでテストすると送信している。受信時もプーという音は聞こえない。ということは、ケースに取り付けた際にショートしているのか。ケースをつけ、ネジを1本止める度にチェック。パネルから見て最後のネジを止めるとNG。が、その前に手が滑って衝撃を与えた。…ということは…。またしても犯人はU1。Step 1だけでなくここでも悪夢を(一瞬だけ)見させてくれた。どうもソケットとあっていないのかすぐに浮いてしまう。仕方がないのでU1とケースの間にクッションを挟んで強制的に押し付ける。
U1以外は特に問題もなく、パワーもまずまず。マニュアルには14MHzより7MHzの方がパワーが出ない場合はL2のコアを均等にして全体の約70%にしろと書いてあるが、実物は75-80%ぐらい。いまさら巻きなおすのもいやなのでこれで良しとした。
乾電池 |
7MHz |
14MHz |
9V |
2.0W |
2.0W |
12V |
3.25W |
3.5W |
テストはU1トラブルのために約1時間半かかった。それ以外は特に問題なし。いや、コア巻きがやはりネックか…(実はこの後もコア巻きで苦労することになる)。
Final Assemblyはゴム足をつけたり内部にシリアルナンバーのシールを貼ったり、慎重にケースを閉じたり。気が付けば20分経っていたが、そんなに時間のかかるものではない。14MHzのホイップを接続してしばし受信。
次は30mバンドユニットに取り掛かった。が、いきなりパーツの仕分けで悩むことになる。高周波チョークコイル(RFC)が3本あってその3本ともがマニュアルと異なるカラーコード。Errataにもないし20分ほど悩む。カラーコードを読むと近い値のようなので問題ないだろうとそのまま突き進むことにした。
製作&テスト時間は約2時間。パワーは7MHz同様12Vで3.25Wといったところ(9V時は未計測)。受信時の消費電流は35-40mAといったところ。RFC以外は問題なし。

アンテナチューナーもコア関係でトラブル。トラブルというかケアレスミスを連発。まずL2を挿すべきところにL1を挿してしまった。次にL3のフェライトトロイダルコアをT1のものと間違った(半田付けした後で気が付いた)。結局途中に休憩を入れつつ、組立に要した時間は約4時間。ATUを取り付けると20A(14MHzの感度調整)の穴がふさがれてしまうが、基板は取り外せるので問題ない。
調整時、MENUをATU→CALにセットしてTUNEするが、MENUから抜けるのを忘れていて、なぜ送信できないかしばらく悩んでしまった。12V時で、7MHzと10MHzは3W弱、14MHzは約3Wといったところ。9Vでは2W前後(7/10MHzと14MHzでは0.5W程度の差がある)。ただし12Vも9Vも乾電池なのでATU取り付け前の出力より低くなるのは当然かもしれない。新品の乾電池と交換した時にまたチェックする予定。ついでに内蔵パワーメーターも調整してKXAT1は終了。所用時間は30分。ちなみにKXAT1実装時は送信するとパワーをバー表示してくれる(非実装時は常にバー1つのみらしい?未確認)。1バー0.5Wなので3Wまでは確認できる。

最後は日本ではタッチが不評のパドル(外国での評価は知らない)。半時間ほどで組立は終わったが左右逆にしたいがために組み立て直し。付け方を間違ったり試行錯誤しているうちに結局1時間半もかかってしまった。マニュアル通りに組み立てると、右打ち用で左短点・右長点となる。これを左打ち用にすると左長点・右短点となるため(ぐるっと回すので当たり前…)、左短点・右長点を左で打つ私にとっては接続を変更する必要があった。
キータッチは軽く触れただけで導通してしまうため少々使いづらい。が、マイクロスイッチを使うタイプではないのでまだマシかもしれない。ラバー(カバー)をずらすと多少打ちやすいような気がする。慣れれば楽に打てそう(→その後すぐに慣れた。多少疲れるものの悪くはない)。
最初"/"の最後のdotが打てなくてパドルのせいかと思ったが単にiambicの設定がモードA(初期値)になっていただけだった。モードBにして問題解決。

製作完了まで約27時間。後は問題発生時に対応。
(つづく…かも)
本体・オプション一式・アルカリ乾電池込みで実測450g。
13.8V供給時の出力は以下の通り。
Band |
Freq. (MHz) |
Output (W) |
40m |
7.000 |
4.5 |
7.200 |
4.0 |
|
7.300 |
3.5 |
|
30m |
10.100 |
4.25 |
10.150 |
4.25 |
|
20m |
14.000 |
3.5 |
14.200 |
3.0 |
|
14.350 |
2.5 |
30mについてはATU使用時3.5W。
※第一電波工業製ダミーロードDL-30A及び第一電波工業製SWR/パワー計SX-200使用。
9V供給時の出力は製作した頃には2W前後出ていたが、その後数ヶ月に渡って半田付けしなおしたり組み立て直したりしているうちに1.5Wになった。コアの向きが変わったのかも知れない(トラブルシューティングの項を参照)が、13.8V時は以前とあまり変わっていない。
Band |
Freq. (MHz) |
Output (W) |
|
9V |
13.8V |
||
40m |
7.010 |
1.5 |
4.5 |
30m |
10.125 |
1.5 |
4.0 |
20m |
14.050 |
1.5 |
3.5 |
9Vより電圧が下がって8.5V程度の電池を使って試してみると、20mは1.5W、30mは1.4W程度、40mは1.3W程度となった。
※送信時の電圧降下は1.1〜1.2V程度。
2005年12月末発表、2006年3月発売のKXB3080は、KXB30と置き換えて使用する80mと30mのモジュールである。KXB30を挿す部分にKXB3080の基板を挿し、80m用ローパスフィルタを追加する。LPFはATUの下のわずかなスペースに入れる。ATUは元々80mを前提としていないため、マッチングレンジは狭くなるが、KXAT1のL1,L2,L3の巻き数を2倍にすれば80mでも十分使い物になる。ただし高い周波数でのマッチングレンジは狭くなる(とマニュアルに書いてある)。ハイバンドのほうがワイヤーも短くて済むので、80m用に変更したほうが応用範囲は広くなるかもしれない。
ファームウェアも新しくなった。当初はKXB3080に同梱するとアナウンスされていたが、実際にはKX1のシリアルナンバーを伝えてファームフェアが必要であることを知らせなければ同梱されない。新しいファーム(Rev.1.02)の受信範囲は1000-5000kHzに拡大されているが、80mバンド以外は受信感度が落ちる。またKXB3080に対応するだけでなく、スキャン機能も追加されている。KX1の周波数メモリーはバンドごとに3つ設定出来る(そのうちのひとつを全バンドを通じて最優先で呼び出すメモリーとして設定することも可能)。メニューをメモリ呼出(RCL = Memory Recall)にセットし、[1](BAND/SPEED)、[2](RIT/CLR)、VFOをタップすることで呼び出す。スキャン機能は、[1]と[2]の周波数間をスキャンする([1]は[2]より低い周波数)。 スキャン時の周波数ステップは、VFOが1kHz/5kHzの場合はそれに従い、100Hz/10Hzの場合は100Hzとなる。
製作の際の注意点をいくつか。赤のエナメル線は2種類あるので太さをよく確認すること。また「後から半田付けする」箇所や、基板の印字と正解(取説)が異なる箇所もいくつかあるので要注意。あらかじめ何度か取説とErrata(←重要)を読んで、気をつける点はメモを書き込んで置くほうが良いかもしれない。このオプションを取り付けるにあたってもっとも困難な点はおそらく本体のパーツを取り外すPart I。ここさえ乗り切れば後は難しい点はないといっても過言ではない。コテ先を他の部品に当てて溶かさないように十分注意する必要がある。
パワーの出方がバンドによって異なる場合はLPFの巻き方(間隔)を変えてみる(取説にはL2の緑色のエナメル線だけで調整するように書いてある)。最初13.8V供給で、80mが4.5W、40mが2W、30mが4W、20mが2Wとバランスが悪かったが、最終的には80/40/30mが4W、20mが3.5Wとなった(途中、80mが7W(!)、それ以外は1-2Wと非常にバランスの悪い状態にもなったが)。KXB3080取付前と比べると若干出力は落ちたが(以前はMax 4.5W)、LPFの特性が変わっているため問題ない。3W程度しか出ない場合も あるそうなので(この場合は抵抗を2本変更すれば良い)これでよしとする。
30mと80mをそれぞれ有効・無効にするには、B30メニューでBANDをタップするとB30(30m)、RITをタップするとB80(80m)と表示が変わるので、そこでMENUを長押ししてEDITに入り、VFOでON/OFFを切り替える(EDITの状態でBAND/RITをタップしても可)。
気になる点: VFOノブを回した時にロジックノイズが発生するようになった(最大音量時。前は気づかなかっただけ?)
参考:
KXB3080 Manual Rev. A (March 2006) @ Elecraft Download Page
KXB3080 Manual Errata Rev. A (April 14, 2006) @ Elecraft Download Page
KX1 REV 1.2 FIRMWARE UPGRADE (FWKX1) @ Spare Parts Mod Kits Page
Power Output Modification for KX1 (KX1PWRMODKT) @ Spare Parts Mod Kits Page
KX1 & KXB3080 Alert #1 @ Builder's Resource Page
[Elecraft] KX1 and KXB3080 Builder Alert regarding TX on 80-m (L3 heating) [From: wayne burdick n6kr Date: Mon Apr 10 16:24:03 EDT 2006]
[Elecraft] KX1 power output increase -- free mod kit available [From: wayne burdick n6kr Date: Wed Apr 5 19:07:17 EDT 2006
変更申請に必要な「送信機系統図」ですが、Owner's Manual Appendix C Block Diagramをそのまま使ってファイナルトランジスタの型番を書けばいいそうです(TNX JA4AZS)。が、これも勉強だと、K1/K2/IC-703等の送信機系統図を参考にしながら、自己流の送信機系統図を作ってこれで出してみました。合っているかどうかは知りません(笑)。結果や如何に!? [2004-08-02]
→TSSから処理が完了し総合通信局へ送付したという通知が届いたので問題なし?(それにしても毎回思うが「お知らせ」という文書には「本日」と書いてあるのに日付が書いてない。どういうことよ?消印は8/9の午後) [2004-08-11]
→近畿総合通信局から無線局変更許可書と新しい無線局免許状(別の送信機も取り替えたので周波数が変わりました)が届きました。[2004-08-19]
※タイトルを「第×送信機系統図」、左下の日付・コールサインを削除したものを印刷し、変更申請書に添付して提出した。
※覚え書きをかねて英語のマニュアルを元に私の解釈で書いたものです。
タイトル |
MENU |
BAND |
RIT |
VFOノブ |
説明 |
MENU |
短押し |
- |
- |
- |
メニュー。VFOノブでメニュー選択。 |
EDIT
|
長押し
|
-
|
-
|
-
|
メニュー編集。 |
BAND |
-
|
短押し |
- |
- |
周波数表示。MHz台、kHz台を順に表示。 |
- |
短押し2回 |
- |
- |
バンド切替。 | |
SPEED |
- |
長押し |
- |
- |
キーヤースピード設定。VFOノブでスピード変更。 |
RIT |
- |
- |
短押し |
- |
RIT ON/OFF。 |
CLR |
- |
- |
長押し |
- |
RITクリア。 |
TUNE |
長押し |
長押し |
-
|
- |
チューンモード。チューン中はパワー表示。キー押下でチューン終了。終了後SWR表示。 |
DISP |
- |
長押し |
長押し |
- |
表示モード切替。ノーマル表示・Sメーター表示・電圧表示。 |
RX MODE |
長押し |
- |
長押し |
- |
受信モード切替(サイドバンド)。ノーマル・LSB・USB。 |
TUNING RATE
|
-
|
-
|
-
|
短押し
|
チューニング速度(周波数表示)切替。10Hz/100Hz。 |
-
|
-
|
-
|
長押し
|
チューニング速度(周波数表示)切替。1kHz(SSB受信時は5kHz)。 | |
LOCK/UNLOCK |
- |
- |
短押し |
短押し |
周波数ロック・ロック解除。 |
HIGH-PRIORITY MEM |
- |
短押し |
- |
短押し |
バンドを超えて最優先周波数メモリを呼び出す。 ※各バンドのメモリはMENU→RCL→BAND/RIT/VFOの3ch。 |
SWITCH CW |
短押し |
- |
- |
短押し |
BAND/RITキーでキーヤー操作。この時外付けパドルは使用不可。 |
Firmware Revision |
電源ON |
(電源ON) |
電源ON |
- |
ファームウェアリビジョン。MENUとRIT(またはBAND)を押しながら電源ON。 |
Reset |
電源ON |
電源ON |
- |
- |
工場出荷状態。MENUとBANDを押しながら電源ONでE09と表示される。電源OFF・ONでE10と表示されるので何かスイッチを押下する。 |
MENUボタンでメニューモード、VFOノブでメニューを選択、MENUボタン長押しで設定変更(RCLとPLYを除く)。VFOノブでメニュースクロールまたはパラメータ変更。
表示 |
説明 |
LED |
LED輝度切替(BAND/RIT)、7段階。 LED表示時間切替(VFOノブ)、5-60秒(5秒単位)または常時点灯。 |
STL |
サイドトーン音量切替、4段階(0-3。0でも音は出る)。 |
STP |
サイドトーンピッチ切替。500-700Hz。BFOオフセットの関係で600Hz推奨。 |
T-R |
ブレークイン時間。0-900ミリ秒。 |
RPT |
オートリピート時間。0-255秒。 |
INP |
キーヤー設定。ハンドキー(Hnd)、パドル(PDn)、パドル反転(PDr)。 ストレートキー使用時はHnd、左短点・右長点の外付けパドルはPDn。 |
IAB |
アイアンビックA/B切替。モードA(初期値)はCutis keyer IC mode A風、モードBはSuper CMOS Keyer III
mode B風。 ※日本製無線機内蔵キーヤーはモードBが多い? |
CFB |
オーディオCWフィードバック。OFFまたは10-40WPM(5WPMステップ)。状態をモールスで通知。 |
SIG |
Sメータ校正。 |
BFO |
BFO校正。 |
DDS |
DDS校正。 |
B30 |
KXB30/KXB3080実装時、30m(BAND)/80m(RIT)バンドON/OFF。 |
BAT |
バッテリー警告電圧設定。 アルカリ/リチウムは7.5V、ニッケル水素は6.5V、外部(12V)バッテリは10.5Vに設定する。 |
ATU |
オートチューナーモード。KXAT1実装時はサブメニューあり。CALでATUカット。 |
RCL |
メモリー呼び出し。BAND(1)、RIT(2)、VFOの3ch。 登録はRCLからMENU長押し後(STO)、BAND/RIT/VFOを押下。長押しでHigh-Priority Memoryに設定。 |
PLY |
メッセージ再生。BAND(1)、RIT(2)の2ch。 登録はPLYからMENU長押し後(REC)、BAND/RIT押下し、キーヤー操作(無送信)。 PLY/RECからVFO押下によりキーヤーテストモード(無送信)に移行。キーヤーテストモード中に送信しようとすると"P=0"と表示される。 |
つまみ |
説明 |
RF GAIN |
RFゲイン設定。 |
FILTER |
フィルター帯域設定。300Hz〜2.4kHz。 |
AF GAIN |
AFゲイン設定。音量設定。サイドトーン連動。 |
KX1を使ったお手軽(シンプルな構成での)移動運用について。
携帯するものは、
これらを100円ショップや東急ハンズで買ったプラスティック製・布製のケースに収納する。
ネックストラップをBNCコネクタ側のネジにひっかけておく。フロントパネルが左側、裏側が右側にくるように持ち、ロッドアンテナを直接つなぐ(コネクタに負担がかかるため推奨されていない)。パドルも本体直結のKXPD1を使う。
送信時はやや右側に傾け左手でパドル操作、受信時はやや左側に傾け右手で(裏側に貼り付けた"KX1 Mini Log"に)ログを書く。
ネックストラップは長めのものが使いやすい。またログはKX1の裏側より、メモにストラップをつけておいたほうが使い勝手は良い。
公園のベンチから運用する際、もっとも簡単なスタイルはPedestrian Mobileと同じで、KX1+KXPD1+ホイップアンテナ。ネックストラップは無くてもよい。近くの木や釣り竿を利用して、ワイヤーアンテナを使うこともある。
KXAT1のマニュアルによると、オススメは給電線なしのワイヤーアンテナ(日本ではロングワイヤー。英語ではRandom Wireという表記をよく見かける)。そしてアース(ラジアル)。ワイヤーの長さは7〜14MHz用は7.3〜8.5m、10/14MHz用は3.7m、14MHzだけの場合は2.4mあれば使用可能とのこと。注意点は半波長及びその整数倍に近づけることは禁止。ラジアルの長さは運用する一番下のバンドの1/8λが最低限必要。可能であれば各バンド毎に1/4λの長さのラジアルを用意する。無線機直結型ホイップアンテナは強度の関係から非常時以外は使わないほうがいいとのこと。
出力とアンテナについて(特にホイップアンテナでは)身の程をわきまえる。コールバックは無くて当然。呼ぶ時はスマートに。"/QRP"はまず付けない(相手がQRPであるとか、CQを出す時はつけることもある)。場合によっては"/3"も付けない(法的に問題はない)。コールバックがあってもなかなかコピーしてもらえない場合は潔くあきらめる。
ホイップアンテナではさすがに海外との交信は難しいが、ワイヤーアンテナを使って台湾(BV)やグアム(KH2)などと交信できた(14MHz)。
送受切替リレーの音は静かなものでほとんど気にならないが、ATUのリレー音はガチャガチャというか、ガガガガガという感じでうるさい(IC-703より静かだと感じる)。
電源をOFF/ONした時、以前と違う周波数を表示することがある。これはBANDボタンを押さないと周波数を保存してくれないため。バンドは変更しなくても良い。BANDボタンを1度押してバンド表示させておくと、電源OFF/ONでその周波数を表示する。(TNX WA5ZNU)
イヤフォンを忘れた時のためにスピーカーを内蔵させることを思いつき、携帯電話のスピーカーをKX1に内蔵させて実用になっているという方を真似てみたが出力が足りず使い物にならなかった。
当初と目的は違うが、仲間と一緒に移動した時のために外部スピーカー(audio-technica製AT-SP22;単3乾電池2本で動く、二つ折りのコンパクトなスピーカー)を導入した。(TNX JJ3LQP)
パドルを忘れてもボタンでキーイングできるが、イヤフォンを忘れると受信すらできない。そこでスピーカを内蔵させることを思いついた。携帯電話のスピーカや同じようなサイズのスピーカを内蔵させてみたが、空間の関係か、実用的な音量が出ない。LM386を使ったアンプを入手したので、電池ケースを単4のものに取り替えて、アンプとスピーカを組み込んでみようと考えているが、未着手。アンプの電源ON/OFFはランプ用を使う予定。
単4の電池ケース(4個×2)に置き換えるか、9V-12VのDC-DCコンバータを内蔵させる予定。ただし電池の持ちが気になるところ。スペースの関係で、内蔵スピーカかDC-DCコンバータかどちらかを選択することになる。
K1には音や光によるSPOT機能がないが、本体付属のLEDを使ってそれを実現しようというもの。調整したトーンの周波数の(およそ)+/-20Hz以内でLEDが点灯する。
(照明の)LEDのスイッチをOFFにした状態で使用する。送信時にも点灯するため、バッテリの持ちが気になるのであれば、(照明を使わずに)ONのときだけTuning Indicatorが動作するように改造するのもおもしろい。
音を拾っているため、相手の信号が弱い場合やノイズがS9+の場合には動作しない。実際、S9+のノイズが発生しているときにサイドトーンレベルが0だと、送信時にLEDが点灯しなかった。サイドトーンレベルをあげると点灯するようになった。
N0SSが基板のみ、WA3WSJがキット(ただし本体に付ける抵抗は付属しない)を販売している。SMDのため慣れないと非常に苦労する。私が作った時はLEDが常時点灯してしまったが、SMD全ての半田を再加熱することで解決した。
CW Tuning Indicator Articles for the K2 / K1 / KX1 (N0SS)
K6XX CW Tuning Indicator (WA3WSJ)
7N4TWL…製作記録、検討記録(パワーアップ)
JH3VEY…製作記、運用
JJ3LQP…製作記、使用記
JA1UXR…移動用ケース、スタンド
JR7HAN…製作(KXB3080もあり)、工夫
KX1 (Elecraft) … エレクラフトのページ
KX1
Manual Download Page … KX1のマニュアル
KX1 (EDC) … エレクトロデザインの発売アナウンス
(組立キットサポートBBS)
KX1 フォト工程表
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CQ ham radio 2004年2月号 … エレクラフト社のHF
QRP CWトランシーバ・キットKX1 (製作記事)
CQ ham radio 2004年8月号・9月号 … バックパッカーの夢型トランシーバ“KX1” (前編・後編) [正誤表] (技術解説)
CQ ham radio 2005年1月号 … エレクラフトKX1モニタ当選者のレポート KX1が来た
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ANYWHERE,
ANYTHIME HF: The Evelution of the Elecraft KX1 Transceiver - History
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eHam Product Reviews - KX1 (QRP
Rigs, HF
Rigs)
A
Case for the KX1 - by N7CEE
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